*

港図書館・リサイクル処分の『カジノの文化史』大川潤・佐伯英隆著

公開日: : 路銀、為替、金融、財政、税制

港区図書館でリサイクル処分になる図書をもらってきた。平成23年に経済産業省の役人二人が書いた本である。日本の国会議員やマスコミ相手にするには、適当な参考書であり、さすがは霞が関の優秀な役人である。日本の世論への火付け役としてはその役割を果たしたかもしれない。でも、これを英訳して、 ラスベガスの カジノのオーナーが感心するかといえば、疑問である。

満州事変を起こした石原莞爾も優秀な軍人であったが、問題は転勤があり、最後まで責任が取れないことが問題であるといわれた。理想とする満州国を自ら参加して骨をうずめるまで関係するとすれば、古都の進め方も変わってきたのであろう。私の父親も陸軍士官学校の教官からビルマの激戦地(負け戦)に転勤になって終戦を迎えた。あの戦争のさなかでも、日本軍は定期異動の発令をしていた。空襲の下で陸軍大学の受験勉強をしてた将校がいたことも知られた話である。今の霞が関でも3年も同じポストについていると、異例の長期担当といわれる。

大川、佐伯氏も、自らカジノ経営者になることは全く考えていなかったであろう。自らカジノ経営に従事することを前提にすると、おのずから、この本の書き方も変わってくると思う。ラスベガスのカジノ資本に食い物にされないことを祈るのみである

関連記事

no image

安易なフードツーリズム、食育、和食神話への批判  コメに無期ヒ素が含まれているのはものすごく都合が悪い。大手メーカーが「ただの水です」といって水素水を売っている

公研2016年6月号に「食の安全とリスクを考える」畝山智香子(国立医療品食品研究所安全情報部第三室長

記事を読む

no image

1936年と2019年のホスピタリィティ比較

『ビルマ商人の日本訪問記』ウ・ラフ著土橋康子訳を読むと、 1936年当時の日本の百貨店のことを、店

記事を読む

no image

 『財務省の近現代史』倉山満著 馬場鍈一が作成した恒久的増税案は、所得税の大衆課税化を軸とする昭和15年の税制改正で正式に恒久化されます・・・・・通行税、遊興飲食税、入場税等が制定されたのもこの時であり、戦費調達が理由となっていた 「日本人が汗水流して生み出した富は、中国大陸に消えてゆきました」と表現

p.98 「中国大陸での戦争に最も強く反対したのは、陸軍参謀本部 p.104 馬場

記事を読む

no image

人流ビジネスと利用運送

旅客運送事業法が設備の数量規制を行っていた時代は、旅客運送行為は運送事業者が自ら行うことが前提となっ

記事を読む

no image

外国人労働者受入と外国人観光客受入は違うのか違わないのか?~「人流による収斂」と「金流による収斂」~

国際観光が政策として叫ばれているが、その政策的意義が考えれば考えるほどわからなくなってきた。それは移

記事を読む

no image

肥後交通グループの第2回オフサイトミーティングに参加して

チームネクストの番外の研修として、熊本県人吉市に所在する中小企業大学校研修室を使用して開催された、肥

記事を読む

no image

◎『バブル』永野健二著

GHQの直接金融主体の経済改革からすると、証券市場と証券会社の育成が不可欠であるにもかかわ

記事を読む

no image

保護中: 対面型産業の物価注視を 危機後の金融政策の枠組み

対面型産業の物価注視を 危機後の金融政策の枠組み 日本経済新聞【経済教室】2020年6月29

記事を読む

no image

動画で考える人流観光学 「日韓露」つなぐ唯一の航路廃止

「日韓露」つなぐ唯一の航路廃止、累積赤字41億円…一度も黒字化できず 2020/0

記事を読む

no image

賃金統計不正

これで、平成の経済を論じてきた経済学者もコケにされたということですが、大きなクレームが出ないのは、

記事を読む

PAGE TOP ↑