1936年と2019年のホスピタリィティ比較
公開日:
:
路銀、為替、金融、財政、税制
『ビルマ商人の日本訪問記』ウ・ラフ著土橋康子訳を読むと、 1936年当時の日本の百貨店のことを、店を出るまで「アリガトー」攻撃だったと記述している。
2019年ⅣNo.937号学士會会報p.46定保英弥著に、大阪の帝国ホテルの例が紹介され「お客様はドアが閉まった後もスコープを覗いて担当者が帰って行くを姿を見ていたそうです。すると彼女は、しまったドアに深々と一礼をして帰りました」という記述がみられ、帝国ホテルではその後これをモデルに実践しているようである。
太平洋戦争をはさんで、経済状態がいい時の日本の接客態度はあまり変わらないことがうかがえ、興味深い。何時頃からそうなっていったのか、研究者にきちんと調べてもらう必要があろう。
関連記事
-
-
人流ビジネスと利用運送
旅客運送事業法が設備の数量規制を行っていた時代は、旅客運送行為は運送事業者が自ら行うことが前提となっ
-
-
須田寛「国鉄改革を顧る」(くらしのリサーチセンター)メモと国の交通施策への感想
敬愛する須田寛氏の対談メモ。内容は既に知られていることではあるが、当事者が語ったものとしては数少ない
-
-
「キャピタリズム マネーは踊る」マイケル・ムーア
https://youtu.be/aguUZ7PGd2A https://youtu.be/a
-
-
保護中: 『日本が太平洋戦争に総額いくらを費やしたか、知っていますか 』 国家予算の280倍の記事
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52599 毎年、この
-
-
パブリックコメント「道路運送法における登録又は許可を要しない運送の態様について」の一部改正に関する意見公募について
道路運送法の有償性に関する事務連絡の改正が検討されており、パブリックコメントが募集されたので、応募し
-
-
港図書館・リサイクル処分の『カジノの文化史』大川潤・佐伯英隆著
港区図書館でリサイクル処分になる図書をもらってきた。平成23年に経済産業省の役人二人が書いた本であ
-
-
報告「南チロルのルーラルツーリズム発展における農村女性の役割」を聞いて
池袋の立教大学で観光研究者の集まりがあり、標記の報告を聴く機会があった。いずれきちんとした論文になる
-
-
英国通貨がユーロでない理由 志賀櫻著「日銀発金融危機」
ポンド危機と英国通貨がユーロでない理由 サッチャー政権
-
-
『高度経済成長期の日本経済』武田晴人編 有斐閣 訪日外客数の急増の分析に参考
キーワード 繰延需要の発現(家計ストック水準の回復) 家電モデル(世帯数の増加)自動車(見せびら
-
-
雲の会 露口洋介氏「人民元と中国の金融改革」
11月6日雲の会で露口氏の話を聞いた。 人民元の国際化は1994年に決定されていたが、アジア通貨危
