🗾🚖シニアバックパッカー 2019年2月4~5日 チームネクストi 淡路島 Uber見学
公開日:
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最終更新日:2023/06/14
シニアバックパッカーの旅, ライドシェア, 国内観光
チームネクストのUber見学に参加するため、久しぶりに淡路島に行ってきた。
大阪空港に到着すると、ターミナルビルが大掛かりな改修工事中。オリンピックのためとか言っていた。集合場所に行く途中、カーシェアの表示があり、アメリカの空港を思い出し、伊丹もいよいよ国際的になってきたなと思ってしまった。しかし、カタカナ表記だけなので、日本人しか読めない。カーシェアとライドシェアは同じか違うのかも、関係者如何では微妙な対応の違いが出るであろう。 団体バスの送迎場所には、東横イン等の無料バスが頻繁に往来していた。
初日は、事務局としてモスクワの報告をし、外国人労働者問題の講義に、DeNAの配車アプリの現状のレクチャーを受けた。就労ビザはホットな話題で、どうしてタクシー運転手は今回の業種に入らなかったのかという質問が出た。法案の作成の過程で、当然関係団体には担当課から意見を求めるはずだから、関係団としての意見が出なかったのだろうと私から答えておいた。憲法では国籍による差別をしてはいけないことになっているから、労働法規においても同じなはずである。船員労働は閣議決定されている雇用安定計画にも入っていないから、外国人船員を排除していない。しかし、現実には外国人労働者は就労ビザという段階で制限を受けているので、実習生制度等の工夫を凝らしているのである。清野社長からは、ヘルシンキのMaasの報告もあり、今年の海外視察はヘルシンキではどうかとの提案も出た。
懇親会の場所はうめ丸。大鳴門橋のフェリー対策をやっていたころに何度も来たお店である。神戸、四国勤務中は家族も来たかもしれない。鳴門海峡でとれた鯛がでてきた。今回ばかりは体重のことを考えないで食べてしまった。翌日お風呂で測った体重は70.1キロ。.1オーバーしてしまったが、このくらいで済んでほっとしている。
翌日、Uberに関し、みなとタクシーの池田社長と兵庫県淡路県民生活局の高野室長からのレクチャーを受けた。
池田社長は公務員出身で、若い時に町長に言われて、タクシーを起業したとか。運輸局(当時は陸運事務所)から、24歳は若すぎるといわれたとか。本当かもしれないが、現在なら行政手続き上問題なりかねない発言になるであろう。しかし何とか免許が取れたようである。池田さんの話のなかで、うめ丸さんもふくめて、淡路出身の三洋電機(現在は存在しない)創始者の井植さんにお世話になったという話が出てきた。淡路フェリーも井植一族の会社で、本四架橋対策では当時フェリーの社長であった息子さんとよくお会いしたことを思い出した。伊弉諾神社の灯篭に淡路フェリーが寄進したものがあり、写真をとっておいた。
兵庫県の説明。人口減少のなか、観光しかないが、外国人が来てくれないので、対策を考えた結果、Uberということのようであった。香港、台湾の観光協会にセールスにいっても、淡路島でもUberが使えると説明すると、安心してもらえたとのことである。
当初は、Uberに限定しないで考えていたようでもある。兵庫県からuberにアクセスしたとのことである。私はUberがマスコミ対策を考えて、持ち掛けた話かと思っていたら、県庁からのアクセスと聞いて驚いた。民間ベースの話にここまで乗り出しているのだという印象で、360万円の予算を使用しているとのことである。
税金を使わなければいけないほど淡路の経済は大変なのかと思い、スマホで講義を聴きながら調べてみたら、兵庫県内では最下位で、淡路は年間一人当たり所得が240万円であった。でも最上位の神戸でも300万円であるから、ドル換算すると神戸ですら済州島より低いのであり、神戸と淡路の格差は思ったほどでもない。
中国のDidiは考えないのかという質問に対し、淡路は繁忙期は満室状態で、中国人団体客はおさめきれないから考えていないという返事であったが、これには違和感を覚えた。配車アプリを使用する者は個人客であり、団体客が配車アプリで行動することは、現在は考えられない。それであれば、最大顧客である中国大陸からの観光客用にはUberに加えて、DiDiも採用した方が閑散期の旅行者対策には良いはずだと思ったが、思うだけにしておいた。日本の自治体はどこでもまだまだ欧米志向であることは間違いがないから仕方がない。
質問の中で、参加者は盛んに細かい数字を聞きたがっておられたが、Uberのと秘密保持協定があり、答えられない言うことであった。私もUberとの話し合いで、その協定を結ばされた経験があるが、逆に私が説明した旅行業法等の説明も秘密保持協定でUberは第三者に話をしてはいけないと思っている。一種の気休めであり、あまり気にする必要はないと思うが、なれない契約などを持ち出されると、気後れしてしまうのであろう。
ライドシェアの話が出た。県議会でもライドシェア反対の決議がでているので、考えていないという回答。労働組合は全国各自治体の決議をとって世論を盛り上げる運動が得意である。海の日の制定の時の手法でもある。しかし、拘束力はないから、淡路市議会が逆に採用の決議をすれば、基礎自治体の方が優先するから兵庫県議会の決議は参考程度のものとなる。ただ、県の補助金はでなくなるであろう。当然の回答であったが、島内タクシー利用者が減少する中で、外国人を増やしてタクシー会社を維持するというには、まだ実験成果が不足しているの、来年度も継続するということであった。それはそうであろう。やめてしまっては、Uberがあると思ってきた外国人にはいい迷惑である。
自宅に帰って、東京交通新聞をみたら、GoogleMapから、Didiもタクシー呼び出し可能になったという記事が出ていた。この記事は大事なことが抜けている。GoogleMapでは、世界中、航空機、徒歩、自転車、自動車(マイカー、ライドシェア)、公共交通機関(鉄道、路線バス)でのアクセス情報が簡単に出てくる。タクシーはマイカーと同じジャンルに入っていて、Uberやクラブの連絡先等が出てくるのである。
そのタクシーの連絡先にDidiが加わったということであるが、中国本土客は自分のスマホにGoogleのアプリはダウンロードしてないのではないかと思う。中国本土ではGoogleは基本的に使えないようにしているからである。だから、中国人が日本に来てGoogleMapからDiDIを呼び出すのか?と思ってしまう。DIDIのアプリは間違いなくインストールしているから、中国の百度地図とdidiの組み合わせではないと使用しないではないかと思うのである。
淡路島Uberの動画
https://photos.google.com/photo/AF1QipM9b3zYHndSB1VxiaHUcidraFPN__thbIEgit3y
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