*

2013.8.19 そして預金は切り捨てられた 戦後日本の債務調整の悲惨な現実 ――日本総合研究所調査部主任研究員 河村小百合

公開日: : 最終更新日:2023/05/28 路銀、為替、金融、財政、税制

ここで紹介されている「
昭和21年10月19日には、「戦時補償特別措置法」が公布され、いわば政府に対する債権者である国民に対して、国側が負っている債務金額と同額の「戦時補償特別措置税」が賦課された 」というくだりは、私が海事産業課長をしているときに、海運会社から聞かされた話でもある。戦争中に徴用された船舶や運賃を帳消しにされた恨みを聞かされたのである。もっとも、初戦時は景気が良く、軍事物資を運んでいたのであるが。その見返りが海運利子補給制度だとも聞かされた。海事産業課というのは、その臨時船舶利子補給法の担当課であったからだが、今ではもちろんなくなっている。私が担当していた時に利子補給の最後の段階で、役人側からすれば、なんとか制度を残したいということになるが、海運会社からすれば、そのために監査を受けるのはかなわないということになっていた。

https://diamond.jp/articles/-/40167

関連記事

no image

 Quoraへの回答 コロナの感染リスクが高まることを承知でGoToキャンペーンを行っていた政府の意図は何ですか?Teramae Shuichi, 人流観光研究所長(観光学博士)

コロナの感染リスクが高まることを承知でGoToキャンペーンを行っていた政府の意図は何ですか?Ter

記事を読む

no image

ホテルアセッセトマネジメントとAirbnb  人の移動の自由・労働者の囲い込みと専門職大学の在り方

これも機能分化である。運送機能の分化を考えてきたが、宿泊機能も分化している。オーナーとオペレーターへ

記事を読む

no image

1936年と2019年のホスピタリィティ比較

『ビルマ商人の日本訪問記』ウ・ラフ著土橋康子訳を読むと、 1936年当時の日本の百貨店のことを、店

記事を読む

no image

ゴッツン免許とUber

ゴッツン免許とは俗称である。 体罰が犯罪とされる今日「ゴッツン」は死語かもしれないが、頭をゲン

記事を読む

no image

歴史は繰り返す遊興飲食・宿泊税とDMO論議 

デスティネーションを含んだDMOなる言葉が独り歩きしている。私がカタカナ用語のデスティネーションを

記事を読む

地方都市コンベンション関連団体によるシンフォニーでの発表会参加 2016年3月3日

ネット世界で知り合った元読売新聞の社員の方のお誘いを受けて、久しぶりにシンフォニー2時間の旅に参加す

記事を読む

no image

『平成経済衰退の本質』金子勝 情報、金、モノ、ヒト、自然 について、グローバリゼーションのスピードが違うことを指摘 情報と人流のずれが、過剰観光

いつも感じることであるが、自分も含め観光学研究の同業者は、研究原理を持ち合わせていないということ

記事を読む

no image

パブリックコメント「道路運送法における登録又は許可を要しない運送の態様について」の一部改正に関する意見公募について

道路運送法の有償性に関する事務連絡の改正が検討されており、パブリックコメントが募集されたので、応募し

記事を読む

no image

賃金統計不正

これで、平成の経済を論じてきた経済学者もコケにされたということですが、大きなクレームが出ないのは、

記事を読む

no image

三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』なぜ日本に資本主義が形成されたか

  ちしまのおくも、おきなわも、やしまのそとのまもりなり

記事を読む

no image
2025年11月25日 地球落穂ひろいの旅 サンチアゴ再訪

no image
2025.11月24日 地球落穂ひろいの旅 南極旅行の基地・ウシュアイア ヴィーグル水道

アルゼンチンは、2014年1月に国連加盟国58番目の国としてブエノスア

no image
2025年11月23日 地球落穂ひろいの旅 マゼラン海峡

プンタアレナスからウシュアイアまでBIZBUSで移動。8時にPUQを出

2025年11月22日地球落穂ひろいの旅 プンタアレナス

旅程作成で、ウシュアイアとプンタアレナスの順序を考えた結果、パスクワか

2025年11月19日~21日 地球落穂ひろいの旅イースター島(ラパヌイ) 

チリへの訪問は2014年に国連加盟国 として訪問済み。イースタ

→もっと見る

PAGE TOP ↑