*

ハーディ・ラマヌジャンのタクシー数

特殊な数学的能力を保有する者が存在する。サヴァンと呼ばれる人たちだが、どうしてそのような能力が備わっているのか、まだその脳の構造は解明されていないが、数字に色を感じる人たち例えば素数が現れると、脳の中でその数字に色がついて見える共感覚は一般に広く知られているから、ラマヌジャンもそうであったのかもしれない。

ところで、タクシー数であるが、ラマヌジャンの逸話として有名なものの一つに次のものがある。

1918年、ラマヌジャンは療養所に入っており、見舞いに来たハーディは次のようなことを言った。「乗ってきたタクシーのナンバーは17929だった。さして特徴のない数字だったよ」

これを聞いたラマヌジャンは、すぐさま次のように言った。「そんなことはありません。とても興味深い数字です。それは2通りの2つの立法数の和で表せる最小の数です」

実は、1729は次のように表すことができる。1729 = 123 + 13 = 103 + 93

すなわち、1729が「A = B3 + C3 = D3 + E3」という形で表すことのできる数 A のうち最小のものであることを、ラマヌジャンは即座に指摘したのである。 このようなことから、「全ての自然数はラマヌジャンの個人的な友人だ」と述べられている。この逸話のため、1729は俗にハーディ・ラマヌジャン数やタクシー数などと呼ばれている。

関連記事

no image

明治維新の評価 『経済改革としての明治維新』武田知弘著

明治時代の日本は世界史的に見て非常に稀有な存在である。19世紀後半、日本だけが欧米列強に対抗し

記事を読む

no image

ホテル経営論

○○経営論は一般的に使用され、多くの著作物が出されている。経営などしたことのない私だが、縁あってホ

記事を読む

no image

『インバウンドの衝撃』牧野知弘を読んでの批判

題名にひかれて、麻布図書館で予約をして読んでみた。2015年10月発行であるから、爆買いが話題の時代

記事を読む

Eswatini / Swaziland (148) Mozambique (149)    February 22, 23, 2019

I arrived at Esuatorini. The fact that the stamp

記事を読む

no image

倉山満著『学校では教えられない満州事変』

内容紹介 ◆満洲事変を正しく知ることは現代日本の生き残るヒントになる●満洲事変に「軍部」の「

記事を読む

no image

保護中: ドバイ2019年2月11日

NRT ターミナル2ーDXB22:00EK3195:00 ドバイ   10:00発15:40ラゴス

記事を読む

no image

ゲルニカ爆撃事件の評価(死者数の大幅減少)

歴史には真実がある。ただし人間にできることは、知りえた事実関係の解釈に過ぎない。もっともこれも人間

記事を読む

モバイル交通革命で構想したこと シェアショウファー

人流観光研究所にメールが来ていた。自家用運転手のシェリングの構想について意見を聞かれたのである。複数

記事を読む

The beginning of the trip is Dubai. Then Nigeria (139). Lagos transit trip February 11, 2019

I accumulated 100,000 miles for one-world mileage

記事を読む

人流を考える ~百か国達成の旅~ 

百か国達成を目指す旅に出ることになった。今回の旅行はひたすら数を追うたびである。 その意味ではHu

記事を読む

no image
『中国はなぜ軍拡を続けるのか』阿南友亮著

第40回サントリー学芸賞(政治・経済部門)受賞!第30回アジア・太平

no image
The battle to separate Safa and Marwa By Rachael Buchanan

https://www.bbc.com/news/extra/PLN

no image
『カシュガール』滞在記 マカートニ夫人著 金子民雄訳

とかく甘いムードの漂うシルクロードの世界しか知らない人には、こうした

no image
『仕事の中の曖昧な不安』玄田有史著 2001年発行

書評ではなく、経歴に関心がいってしまった。学習院大学教授から東京大学

no image
◎『バブル』永野健二著

GHQの直接金融主体の経済改革からすると、証券市場と証券会社

→もっと見る

PAGE TOP ↑