*

ハーディ・ラマヌジャンのタクシー数

公開日: : 最終更新日:2023/05/29 出版・講義資料, 脳科学と観光

特殊な数学的能力を保有する者が存在する。サヴァンと呼ばれる人たちだが、どうしてそのような能力が備わっているのか、まだその脳の構造は解明されていないが、数字に色を感じる人たち例えば素数が現れると、脳の中でその数字に色がついて見える共感覚は一般に広く知られているから、ラマヌジャンもそうであったのかもしれない。

ところで、タクシー数であるが、ラマヌジャンの逸話として有名なものの一つに次のものがある。

1918年、ラマヌジャンは療養所に入っており、見舞いに来たハーディは次のようなことを言った。「乗ってきたタクシーのナンバーは17929だった。さして特徴のない数字だったよ」

これを聞いたラマヌジャンは、すぐさま次のように言った。「そんなことはありません。とても興味深い数字です。それは2通りの2つの立法数の和で表せる最小の数です」

実は、1729は次のように表すことができる。1729 = 123 + 13 = 103 + 93

すなわち、1729が「A = B3 + C3 = D3 + E3」という形で表すことのできる数 A のうち最小のものであることを、ラマヌジャンは即座に指摘したのである。 このようなことから、「全ての自然数はラマヌジャンの個人的な友人だ」と述べられている。この逸話のため、1729は俗にハーディ・ラマヌジャン数やタクシー数などと呼ばれている。

関連記事

no image

『意識はいつ生まれるのか』(ルチェッロ・マッスィミーニ ジュリオ・トノーニ著花本知子訳)を読んで再び観光を考える際のメモ書き

観光・人流とは人を移動させる力であると考える仮説を立てている立場から、『識はいつ生まれるのか』(ルチ

記事を読む

no image

ピアーズ・ブレンドン『トマス・クック物語』石井昭夫訳

p.117 観光tourismとは、よく知っているものの発見 旅行travelとはよく知られていな

記事を読む

no image

QUARA コロナ対処にあたってWHO非難の理由にWHOの渡航制限反対が挙げられていますが、これをどう思いますか?

渡航制限反対は主に「中国寄りだから」という文脈で語られています。しかし調べてみれば、今回のコロナウ

記事を読む

no image

『新・韓国現代史』 文京洙著 岩波書店 を読んで、日韓観光を考える。

東アジアの伝統的秩序は、中国中心の華夷理念のもとに、東アジアの近隣諸国が朝貢・冊封の関係において秩序

記事を読む

no image

動画で考える人流観光学 マクスウェルの悪魔

【物理学150年の謎を日本人教授が解明】マクスウェルの悪魔が現れた!/東京大学 沙川貴大教授/教え子

記事を読む

no image

賃金統計不正

これで、平成の経済を論じてきた経済学者もコケにされたということですが、大きなクレームが出ないのは、

記事を読む

自動運転車の可能性『ロボットは東大に入れるか』新井紀子

自動運転車の可能性は、「自動」の定義にもよるが、まったく人間の手を借りないで運転することはかなり遠い

記事を読む

『観光の事典』朝倉書店

「観光の事典」に「観光政策と行政組織」等8項目の解説文を出筆させてもらっている。原稿を提出してか

記事を読む

no image

朝河寛一とアントニオ猪木 歴史認識は永遠ではないということ

アントニオ猪木の「訪朝」がバカにできない理由 窪田順生:ノンフィクションライター経営・戦略情

記事を読む

no image

『ミルクと日本人』武田尚子著

「こんな強烈な匂いと味なのに、お茶に入れて飲むなんて!」牛乳を飲む英国人を見た日本人の言葉である。

記事を読む

no image
サイパンの核

サイパン(北マリアナ諸島自治連邦区)における核兵器の取り扱いは、**「

no image
AIに聞く 沖縄とハワイの違い

これら米国海外領土の歴史を知ると、現在のアメリカの国防戦略や、沖縄など

no image
AIに聞く 米国海外領土比較

ハワイ、グアム、サイパン、サモア、プエルトリコ、バージンアイランドがア

no image
AIに聞く ハワイ観光客数など

1. 日本市場の「独占的地位」の喪失 かつては年間150万人規模を誇

横田増生 アメリカ「対日感情」紀行―全米50州インタビュードライブ600日

2000年の取材ですから、今のアメリカは相当変わっているかもしれません

→もっと見る

PAGE TOP ↑