*

「 歴史は後から作られる」 」 一覧

純国産の少ない戦後生まれのB級グルメ 島村恭則編『引揚者の戦後』を読んで

引揚者が戦後同胞から差別扱いされたことは知っていた。「観光の政治学」で高媛も論述していたからだ。 西部先生が、ドイツ人のうちゴリゴリの思想を持つ人はシベリアに長く抑留されていた。それが生きながら

続きを見る

北朝鮮が核開発を進めてきた理由がわかるDVD  オリバーストーンの「もう一つのアメリカ史」Ⅰ~Ⅴ

「プラトーン」の監督で有名なオリバーストーンの「もう一つのアメリカ史」を見た。 ちょうど北朝鮮の核問題が話題になっている時だけに、トルーマン、ブッシュ親子の米国大統領の資質問題、イラク、アフガン、パ

続きを見る

AI に書かせた裸婦とダリ

AIに描かせたという裸婦の絵がネットで紹介され、ダリが描いたようだと注釈。 正確にいえば、AIが描いた絵の中から人間が選択したということで、人間が描いたことと変わらない。ダリの絵のようだというのが面

続きを見る

天児慧著『中国政治の社会態制』岩波書店2018を読んで

中国民族は概念としては梁啓超以来使われていたが実体のないものであった。 それを一挙に内実化し実体を付与したのは、日本との戦争であった。 首相の「靖国参拝」は日本軍国主義の復活批判にはなっても、大規

続きを見る

『明治維新を考える』三谷博 有志舎 2006年

序章 明治維新の謎 維新という言葉 幕末から頻用されてきた「一新」という言葉を中国の古典に置き換えて用いるようになったもの明治2年くらいからである。 詩経の意味は、天命の更新、すなわち中華の世界で

続きを見る

『維新史再考』三谷博著 NHKブックス を読んで

p.4 維新というと、とかく活躍した特定の藩や個人、そして彼らの敵役に注目しがちである。しかし、この選択は実は後世になされ定着したものである。具体的には、およそ明治の末期から形成されて、文部省『維新

続きを見る

観光資源としての明治維新

義務教育やNHKの大河ドラマを通じて、日本国民には明治維新に対するイメージが出来上がっている。 しかし、そのイメージは、歴史学者の考えるものとは大きくずれている。 そのことが、明治維新百五十年にあ

続きを見る

小川剛生著『兼好法師』中公新書  安藤雄一郎著『幕末維新消された歴史』日本経済新聞社

『兼好法師』 現在広く知られている兼好法師の出自や経歴は、没後に捏造されたもの。 一世紀を経た室町中期から流布しはじめ、江戸前期に爆発的なブームを迎え、古典文学の仲間入りをした。徒然草の表記も

続きを見る

『公研』 2018年2月号 「日本人は憲法をどう見てきたか?」

歴史は後から作られるの例である。 境家史郎氏と前田健太郎氏の対談 日本国民が最初から憲法九条を中心に圧倒的に憲法を守ろうとしていたという通説は、いわば神話であった(境家)1946年5月毎日新聞

続きを見る

原田信男著『義経伝説と為朝伝説』

伝説においては、歴史学の大原則ともいうべきテキストクリティック(史料批判)は必要とされない。資料の一部が切り取られ、都合よく解釈されて、伝説に信ぴょう性を与えるための材料とされる。 柳田国男の言を借

続きを見る

PAGE TOP ↑