「 戦跡観光 」 一覧
中国が冷静なことに関する二題
2017/03/16 | 戦跡観光, 用語「人流」「観光」「ツーリズム」「ツーリスト」, 随筆など
偶然二編の論文を読み、日本のマスコミでは認識できない記述を見つけた。 嫌中ムードを煽り立てる記事が多い中、むしろ力をつけてきた中国を冷静に認識しなければならないと感じさせる記事である。 『
マニラ市街戦 NHKのドキュメンタリーを見て
2017/02/23 | 戦跡観光
港区図書館で表記DVDを借りて早速見てみた。マニラは二回訪問しているが、最近はUberも登場しているようで、変わったのだろう。 敗色の濃い日本軍がフィリピンのどこで米軍を迎え撃つかという段階になり、
『骨が語る日本人の歴史』を読んだAMAZON感想文のメモ
2016/12/11 | 戦跡観光
「歴史は後からつくられるから、観光資源なぞいつでも作ることができる」と常日頃主張させていただいている。中東諸国の人々も「歴史とは脈絡のないばらばらの出来事の連鎖」(『非連続的存在感』)だと思っておられ
戦争とテロ
2016/12/11 | 戦跡観光, 用語「人流」「観光」「ツーリズム」「ツーリスト」
国際刑事裁判所の設立を定めたローマ規程は、設立条約に合意していない諸国にも適用されるところから、アメリカ政府、米軍は明確な拒絶をしている。『デモクラシーの帝国』 藤原帰一2002岩波新書に記述されてい
DVD版 NHKスペシャル『日本人は何故戦争へと向かっていたっか』第3回「熱狂はこうして作られた」(2011年2月27日放映)を見て 麻布図書館で借りて
2016/07/28 | 戦跡観光
メディアが戦争をあおり立てたというおなじみの話がテーマ。 日本の観光政策が樹立されていく1930年代の時期でもあり、私の研究分野とオーバーラップするので理解しやすい。 父親が中国戦線にいるとき
『永続敗戦論 戦後日本の核心』、『日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず』『英国が火をつけた「欧米の春」』の三題を読んで
2016/06/29 | 戦跡観光
「歴史認識」は観光案内をするガイドブックの役割を持つところから、最近研究を始めている。横浜市立大学論叢67巻3号にも「人流・観光論としての記憶・記録遺産(歴史認識)論議序論」を投稿し、抜き刷り送られて
京都、ビガン、マンダレーと戦禍
京都は千年の古都と称されるが、京都駅に降り立ってもそのイメージはわかない。同じ千年の街と呼ばれるベニスがイメージを裏切らないのは、自動車が使えないからであろう。 都市の規模が違うと言ってしま
横山宏章の『反日と反中』(集英社新書2005年)及び『中華民国』(中央公論1997年)を読んで「歴史認識と観光」を考える
2016/02/06 | 戦跡観光
歴史認識を巡り日本と中国の大衆が反目しがちになってきたが、私は歴史認識の違いを比較すればするほど、むしろそれが観光資源となるのではないかという問題意識をもっている。特に反日については、横山宏章は、共
『官僚制としての日本陸軍』北岡伸一著 筑摩書房 を読んで、歴史認識と観光を考える
2016/02/04 | 戦跡観光
○ 政治と軍 「軍が政治に不関与」とは竹橋事件を契機に明治政府が作ったことである。そもそも明治国家は武士の国家からスタートしているのである。従って、明治期は健全で昭和期に劣化したという司馬史観が正し
はじめに 人流・観光論の基本的視座
2015/11/25 | 戦跡観光
観光学研究、特に観光政策学研究において、何のために「観光」を論じるのかを考えると、「観光」と「観光以外のもの」の違いが何にあるのかを考えざるを得なくなる。その結果字句「観光」概念の使用に限界を感じ、