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シニアバックパッカーの旅 動画で見る世界人流観光施策風土記 2018年5月17日 青蔵鉄道乗車

公開日: : 最終更新日:2023/05/19 シニアバックパッカーの旅

朝3時発のチベット高原鉄道に乗車、半日かけてラサに向かう。

https://photos.google.com/photo/AF1QipMKV0pED8C8cXBk-YrCJOm1m_k9m8qxmnWH7bej

食堂車で写真。全景を取っていたら、乗務員が何か叫んでいる。公安公務員は撮影禁止なので、映ってしまったらしいが特に削除しろとは言ってこなかった。普通乗務員は問題がないようだ。公安公務員はテロの対象になりやすいから、顔写真を取られないようにと好意的に解釈しているが、仕事をさぼっている風景も取られる可能性があり、困ったことにもなるから、多少居丈高になるのかもしれない。ましてや食堂車で食事をしている姿を写真にとられてネットにアップされては勤務評定に関わるのかもしれない。そんな時に抵抗するとろくなことにはならないであろう。スパイ容疑で取り調べでもされてはかなわない。中国だけでなく、アメリカの機関も結構うるさく言われるから、世界共通で厳しくなっているのであろう。

世界一標高の高い駅、唐古拉の写真がうまく映せた。スマホのスローをうまく使った結果であり、目では見ることができなかった。青蔵鉄道が完成するまではアンデスの駅だった。若いころ鉄道監督局に勤務していた時代、隣の席が国際協力のセクションで、アンデスに出張に行った人が楽しそうに話をしていたことを思い出す。でも、南米はあらゆる面で中国に追い越されてしまった。このブログのビデオの再生でもスローモーション再生はできないようだ。食堂車の風景の手前の映像である。長江の源流を渡る橋から写真を撮る。源流といっても日本だと一級河川並みの大きさであるから、もっと奥まで行かないと源流という気がしない。7000メートル級の山々も天気が良ければおがむことができる。布強拉駅では6分間停車、写真撮影が可能な唯一の駅である。時折沿線で凍土から空気を抜くパイプも見える。車窓は一日飽きることはない。

高山の凍土地帯に高速鉄道を敷設した中国の実力は大したものだ。高山病にかかった鉄道労働者もかなり沢山いたようだが、はっきりしない。アメリカ大陸横断鉄道も、奴隷制廃止の後であるから中国人苦力のおかげである。米国大統領が感謝の意をあらわしたと聞いているが、そのあと黄禍論がでているので混乱する。昨年中東鉄道に乗車したが、やはり、中国人鉄道建設労働者の写真を掲げていたから、チベット鉄道も堂々と掲げればよい。チベット人は高山病にかからないのだから。

ラサ市内に入ると、近代都市が顔を出す。チベット鉄道開通後の2007年以来ホテルラッシュが続き観光客が増大した。中国人観光客が大半であるが、治安が良いので、外国人がもっと増えてもいいのであろう。

今年の8月にべルリナ鉄道に乗りに行く予定であり、予約も入れた。ネットで見る限りわくわく感を与えるものであるが、おそらく外の景色は、チベット鉄道と互角か、あるいはチベット鉄道が上回るものであろう。しかしアコモデーションは現在のところチベット鉄道ははるかに及ばない。欧州という金持ち市場を控えているべルリナ鉄道が圧倒的に有利である。チベット鉄道は、中国国内市場もまだまだ富裕層が不足しており、日本人も大したことはないが、チベット鉄道は間違いなく次世代にはエベレストと同じく世界一の鉄道観光資源になるであろう。

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