文化人類学で読み解く北朝鮮社会 伊藤亜人 公研 2017年10月号No.650
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用語「人流」「観光」「ツーリズム」「ツーリスト」
韓国人がなぜ、国内海外を含めてあれほど旅行をするのか考えていたが、一つの答えが見つかったような気がする。
というより、日本人が旅行しない理由、外国人を受け入れない理由なのかもしれない。
北朝鮮と韓国に共通する特徴として「パーソナリズム(属人主義)」があるとする。
社会の流動性もパーソナリズムの特徴 コリアン・ディアスポラ
能力は個人に属するもので個人的な関係を通してこそ発揮でき、チャンスを生かす判断と勇気と行動力が期待される。組織に身をゆだねて共通の目標のために尽くすのは決してほめられるものではない。
地域社会のリアリティが朝鮮半島ではもともと希薄。どこでも生活できるし能力のある人は力を発揮して天津で切る可能性がある。空間に縛られないっ生活を理想とし。地域において蓄積、集積することを重視しない。
韓国をフィールドワークすると、すぐに隣の村に移住したり、同じ村でも別の家に引っ越ししたりする。
住居や場所や物的な条件は、人格や人生にとって二次的なものであって、精神性から切り離してこだわらない
彼らは祖先との関係を具体的な場所やビジネス、モノなどを通して実感するのではなく、祖先と自分は眼に見えない関係でつながっていると考える
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