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🌍🎒シニアバックパッカーの旅 モンゴル国フブスグル地区紀行~トナカイとシャマンとドロ━ン(5)

公開日: : 最終更新日:2023/06/13 シニアバックパッカーの旅

2015年8月23日
アムステルダムからの夫婦、ゲルから出かけることもな椅子に腰かけて二人で景色を見ている様子。奥さんと話をしたら、70歳だと言っていた。ご主人は杖を突いて旅行しているのだから立派なものだ。travelerである。ツァータン居住地を訪れている西洋人はみな馬に乗ってくる。トナカイは小さすぎるのかもしれない。オランダはモンゴルに対する直接投資が中国について多い国である。その理由は二国間協定で利益課税ができないことから多国籍企業がオランダ、ルクセンブルグに登記をしてモンゴルに投資するからであるとガイドブックに記されていた。この夫婦は日本にはまだいったことがないようだが、前にいたオランダ人夫婦は日本からまわってきたと言っていた。北海道で和食のイクラをたべたといっていたが、イクラはロシア語だと伝えると驚いていた。和食も外国文化からのものが多く、存外歴史は浅いものが多いのである

元来た道をトナカイで戻る。馴れたこともあり、気持ちにゆとりがあるものの、髭は伸び放題である。孫のわかばと息吹にみせたら驚くだろうと一人で想像した。
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ツァガンノールまで戻った。やれやれである。旅館とホテルの違いは靴の脱ぐことぐらいだという論を展開している私にとって、モンゴルの住居での、靴を脱ぐ作業は興味のあるところ。食堂までは靴を履いてはいるが、その奥の寝室は脱ぐようだ。宿泊料は一日20万ツグル、学生が止まるゲルの分も含まれている。ツァガンノールでの三泊は、ハダ先生の教え子の自宅をかりた。寝袋使用にはかわりがないが、屋外ではなくその分楽であった。ハダ先生は学生と一緒にゲルに宿泊。ツァガンノールには多分営業用の宿泊施設はないのだろう。ヤツガシラを見つけて、ブータンのことを思い出した。双眼鏡を一つしのばせてきたが、モンゴルでは双眼鏡は珍しいのか、後日学生が寄ってきた。

2015年8月24日
ツァガンノールの街並みを撮影するためドローンをあげるが、家がまばらで団長は気に入った街並みの写真が撮れなかったようだ。
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電柱にカラスのような黒い鳥を見つけるが、くちばしが赤く、鳴き声が日本の烏とは異なっていた。
後で調べたら、ベニハシガラスのようであった。
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家主でもあるシャーマンのお爺さんへのヒアリングが済んだ後、調査団メンバーの二人がムルンまで一足先にもどった。12時間の乗り合いタクシーの旅であるから大変である。

 団長の西田先生には、金沢学院大の講師の世話をしていただいた縁が始まりであり、二十年近くのお付き合いになる。そのおかげで、大学教職を継続できていることからも、大変恩義に感じている。西田先生の紹介者は、神戸出身の高見衆議院議員(当時)の秘書の西さんだった。高見さんの御尊父が神戸海運局の職員で私と一緒に仕事をしていた関係があった。その先生の口から、草川昭三氏(元衆議院議員)の名前が出てきて驚いた。極めて親しい関係にあったそうだ。私が運輸省の海事産業課長をしているときに、全日本海員組合の当時の副組合長さんが、国際船舶制度の予算陳情を草川先生にされたところ、大蔵省主計局次長さんに取り次いでくれたことがあった。それ以降、主計局の事務方は、次長に説明していなった案件であったのだろうか、次長や草川先生のことをかなり気にするようになり、予算の裁定で否定的な結論を出したときに、特別に私に草川先生へ説明するよう求めてきたことがあった。かなり異例のことである。その時私は予算が認めてもらえなかった立場でもあり、大蔵省事務方がすればいいと思い、動かなかった記憶がある。旅の途中にいろいろなことを思い出した。

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