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シャマニズム ~モンゴル、韓国の宗教事情~プラス『易経』

公開日: : 最終更新日:2016/11/25 用語「人流」「観光」「ツーリズム」「ツーリスト」

シャーマン的呪術は税地区による数字と占いのテキストを使った方法にかわった。このことにより特殊能力者でなくても神託が得られる方法に変わった。その易占は「前意識」との会話である。易は神の啓示などではないのである。
伊藤博文が満州で暗殺されたときも易で見てもらっている。焚書坑儒で易経関係の書物が残ったのは実学の書ということであった。

シベリア諸民族の原始的な霊魂崇拝に根ざした世界観は、一般にシャマニズムと呼ばれている。一種の魔術師であるシャマンが重要な役割を演じているからである。ツングース系だけの言葉であったが、一般化した。モンゴル人、ブリヤート人はシャマンをブー(男性)オトガン(女性)と呼ぶが、シャマンの職は起源的には男性だったらしい。
シャマンの重要課題は霊界との連絡をつくりだすこと。家計に受け継がれる病気のようなもの。シャマンが諸霊によって選ばれるという考え方も普遍的。シベリアでは聖動物の役割大きい。ブリヤート人には白鳥
動物は普通一族の始祖父として登場。従って女性は動物と結婚できると本気で信じられていた(トーテミズム)。シャマンの装束も何か動物を代表するもの 太鼓も用いる
霊界との接触は、シャマンの魂が忘我の状態において肉体から抜け出てあの世に行くか、あるいは諸霊がシャマンに入ってそれに霊感を与えるかである。シベリアの場合たいていは病気。その人間の魂が体から抜け出ると病気になる。その魂を連れ戻すにあたって先に入り込んでいる霊を追い出さなければならない
原始社会にはその価値と意味はすこぶる注目すべきものであったが、シベリアのシャマンは特別の社会階級を形成したこともなければ、その謝礼によって他の抜きんでた経済的地位に進出することもなかった
日本mでシャマンに関心が寄せられたのは、日本語の系統論的所属と日本文化の源流解明の努力からスタート

仏教が支配的なモンゴルでシャーマニズムが残っていたのはフブスグル県ダルハド(人口1万5千)ヘンティ県、ドルノド県のブリヤート(約3万人)と言った地方のマイノリティ。特に社会主義の終焉と同時に活性化したのはブリヤート人の間において

1930年代の大虐殺によって失われたアイデンティティを取り戻す装置としてシャーマニズムを選択
大量の男性が虐殺され、ロシア人、中国人等との混血が多くなるが、差別の対象となった。
混血の人々の苦しみは宗教弾圧を生き延びたシャーマンによって「シャーマンになれ」と解釈された。
混血の者たちは新たにシャーマンになることによって偉大なブリヤート人のルーツをもつ「ブリヤート人」として新たなエスニックなアイデンティティを取り戻した

現在新たにシャーマンとなった者は想像上の社会的地位を得ることで親族や信者から崇敬と畏怖の念を得ている。社会的な力関係を逆転させている。

『シャーマニズムと韓国文化』(学生社1989年)

仏教、儒教の既成宗教が伝来される前の約千年の間の韓国文化の精神的支柱になっていたものは何か。韓国の基礎概念には祖先崇拝がない。日本は親鸞を祭っている本堂が阿弥陀仏を祭っている堂よりも大きい。人神概念、天皇を絶対化することは日本の宗教意識の特色ではないか。

韓国ではシャーマンはムーダンというが、圧倒的に女性が多い。社会的なストレスに関わる病気には効果があるが、生理学的背景のある病気にはあまり効果がない。精神病に関しては伝統社会においては、ほとんどすべての精神病は伝統的な意味で“治って”いたものが、西洋医学の受容によって治らないものになってしまった。そもそも、伝統社会には今日われわれが考えるような慢性的な精神病はなかったのではないか。社会関係を修復したり、その緊張関係や、ストレスを解消させる過程が儀礼過程に中に組み込まれて演出されている。

シャマニズムは儒教の台頭と同時に、仏教とともに弾圧や疎外を受けてきたが、いくら弾圧されても、庶民層、農村においては根強く生き延びてきた。シャマニズムは、朝鮮半島に入り、アルタイ族の一派である古代朝鮮人にも、ウラルアルタイ族の普遍的な振興が受け入れられ、天を最高神として、天に対する信仰を受け入れた。日本の場合、
イタコ(恐山)ユタ(沖縄)大昔は巫女「鬼道を事としてよく衆を惑わす」霊能者が卑弥呼である。ツングースはサマンと呼んでいた。これを基にヨーロッパの学者つくった学術上の言葉がシャマンである。

シャマンが神がかりになる現象を一般にトランス現象という。トランスにはエクスタシー(脱魂)とポゼッション(憑依)という異常心理現象 前者はシベリア中央アジアなど北方アジアに分布、後者は朝鮮半島、日本列島、東南アジア、インド等に見られる。

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