🌍🎒シニアバックパッカーへの道 2022年5月8日 シャンルウルファ、世界最古の遺跡・ギョベクリ・テペ
公開日:
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最終更新日:2023/06/14
シニアバックパッカーの旅
https://photos.google.com/album/AF1QipMGrPlDthFTHstc4d0nRYf9ZHzCWzqcwagbc-qZ
シャンルウルファ到着 ギョゲクリペテへ
シャンルウルファ市内
定住を選んだ植物
https://jinryu.jp/blog/?p=10960
旅行準備資料
◎空港⇒Toplama MERKEZI HAVABUS 45分 12TL






◎ウルファ城

◎聖なる魚の池 Balikli GOL




◎シャンルウルファ
◎シャンルウルファ空港 GNY
シャンルウルファGAP空港は中心部から北東35km、バスが発着にあわせて運行12TL 航空機でIST、ANKいずれも日帰り可能 レベル4地域近接なので、VIATORのツアーを購入(2万5千円)検討したが、費用対効果を考え、バス、タクシーを使用することとする

◎アブラハム生誕の池
通称ウルファ(Urfa)はトルコ南東部の都市でシャンルウルファ県の県都。人口は2017年時点で921,978人。クルド語ではリハ(Riha)と呼ばれ、古代から中世にかけての西洋ではエデッサ(Edessa)の名でも知られた。ウルファはメソポタミア北部の街でユーフラテス川の東80kmほどの場所にある大きな盆地に位置する。気候は、夏は極めて暑く乾燥し、冬は涼しく湿潤である。ウルファの住民の多くはトルコ人だが、市街地から離れるとクルド人も多く、アラブ人も若干居住する。
市民にはクルド民族も多くクルド語が広く使われているが、トルコ人社会にほとんど同化しておりクルド民族主義への支持は少ない。トルクメン人の大きな共同体もある。シャンルウルファはコンヤなどとならびトルコへの忠誠心が強い地域で、イスラム主義系中道右派政党の公正発展党の牙城でもある。政治的イスラム主義の強さの原因は、部分的には、トルコ人やクルド人よりイスラムの伝統に忠実な傾向の強いアラブ民族の多さも考えられる。
テラ アブラハム
◎モノリス
トルコ南東部に謎の柱「モノリス」が現れ、治安部隊が警備を行っている。 金属製のこの柱は5日、世界遺産の神殿「ギョベクリテペ」の近くで見つかった。地元メディアによると、柱には「月を見たければ空を見よ」と刻まれている。 謎の物体を一目見ようと地元の人が多く集まったため、治安部隊が呼ばれた。 トルコで発見されたこのモノリスは、米ユタ州の砂漠に昨年現れたものと似ている。ユタ州のモノリスはその後、忽然と姿を消した。
◎ギョベクリ・テペ タクシーだと120TL







この遺跡の何が「謎」なのかというと、「周辺では農耕・定住生活の痕跡がないのに、宗教施設が存在している」ということ。チャタルヒユユクが農耕が始まっているにもかかわらず、宗教施設がないことと対照的である。
そもそも宗教施設を建設するためには、その神殿を一定以上の頻度で訪れる「理由」が必要であり、周囲に定住していないならば一か所に恒久的な神殿は不要。そして、大規模な神殿を建設するのに多くの人手が必要だが、それには組織化された人々や宗教的指導者の存在が前提になる。このような「社会的地位」が発生したのも、農耕が始まってからだと言われている。それにも関わらず、周りに農耕定住の跡がないギョベクリ・テペが残された理由が解明されていない。もし本当に狩猟採集時代にこのような神殿が建てられていたとしたら、考古学上の定説が大きく覆ることになる。
そして、ギョベクリ・テペがカラジャ山の近郊にあるということも、かつての説を覆す可能性を高めている。現代の栽培麦とカラジャ山の野生の麦が最も遺伝的に近く、この地で農耕が始まったとされている。これと前述の神殿を合わせて考えると「元々社会的構造があり、そこに農耕が加わって大規模な社会が急速に発展した」ということになり、「小規模な菜園が徐々に大きな社会を形成していった」という定説がひっくり返る。未だ発掘作業中だが、世界遺産に登録されている。日本の世界遺産運動が少し見劣りがするのは残念。
シャンルウルファの郊外(北東12km)の丘の上に在る新石器時代の遺跡。遺丘の高さは15メートル、直径はおよそ300メートルに及ぶ。地名は「太鼓腹の丘」の意。標高はおよそ760メートル。ドイツの考古学チームにより発掘調査が行われた。発掘は1996年から始まり、チームの指揮を執ったクラウス・シュミットが他界する2014年まで続いた。
ギョベクリ・テペの遺丘に残された構造物は非常に古く、紀元前1万年から紀元前8000年の期間に建てられた。祭祀に用いられたと考えられるこれらの構造物には2段階の発達が見られる

ギョベクリ・テペは人間社会の発達の歴史の決定的な段階に対する理解を大きく変える可能性を秘めており、考古学上特に重要な発見と考えられている。スタンフォード大学のイアン・ホッダーは「ギョベクリ・テペはすべてを変えてしまう」と述べている。
ギョベクリ・テペはモニュメンタルなアーキテクツの建設が必ずしも、これまで考えられてきたように、農耕定住社会に限られたことではなく狩猟採集民にも可能だったということを示している。
発掘に携わったクラウス・シュミットが述べるように「神殿から始まり、街が興った」可能性を示している。現状ギョベクリ・テペの存在は先史時代について明らかにしたことよりもむしろ謎、疑問を多く生み出している。
定住に至る前の社会がこれだけのボリュームの構造物を建設し、拡張し、維持するに足るだけの労働力をどのように動員し、どのような形の手当てが支払われたのかはまったくわかっていない。
また、学者たちはピクトグラムを解読できておらず、これら動物のレリーフが神殿を訪れるものに対してどのような意味を持ったのかという謎も残されたままである。


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