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「 出版・講義資料 」 一覧

『物語 ナイジェリアの歴史』島田周平著 中公新書

アマゾン書評 歴史家トインビー曰く、アフリカはサハラ砂漠南縁を境に、北のアラブ主義と南のネグロ主義に分けられるという。唯一この分割線をまたぐ国がナイジェリアであり、「二つのアフリカの

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『中国はなぜ軍拡を続けるのか』阿南友亮著

第40回サントリー学芸賞(政治・経済部門)受賞!第30回アジア・太平洋賞特別賞受賞! 何故「軍拡」か。第一義的には、共産党独裁体制存続のためのコストである。用心棒代である。貧弱であっても、

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『カシュガール』滞在記 マカートニ夫人著 金子民雄訳

とかく甘いムードの漂うシルクロードの世界しか知らない人には、こうした動乱の世界は全く想像を超えるものだった。これはマカートニの活動の知られざる一面と金子氏の解説。アフガニスタンやチベット、新疆ウィグ

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『ヴェノナ』

2019/07/12 | 出版・講義資料

ヴェノナの解読は、数十万通のうちの僅か千通程度の解読であるが、それでもUSA内のスパイを炙り出すことになった。現在のUSAに都合の悪い解読電文は公開されていないはず。公開情報というものは、そんなも

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『「源氏物語」と戦争』有働裕 教科書に採用されたのは意外に遅く、1938年。なぜ戦争に向かうこの時期に、退廃的とも言える源氏物語が教科書に採用されたのか

アマゾン書評 源氏物語といえば、枕草子と並んで国語教科書に必ず登場する古典である。しかし、この古典が初めて教科書に採用されたのは意外に遅く、1938年のサクラ読本(六年生)において口

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『動物の解放』ピーターシンガー著、戸田清訳

工場式畜産 と殺工場 https://www.nicovideo.jp/watch/sm11088087 https://youtu.be/zNPH3zrMQoo https:/

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「元号と伝統」横田耕一 学士會会報No.937pp15-19

元号の法制化に求めた人々に共通する声は元号は「日本文化の伝統である」というものだった。 一世一元制は古くからの伝統ではなく「明治に始まる伝統」にすぎない 元号法は伝統を根本的に変えた 天

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『結婚のない国を歩く』モソ人の母系社会 金龍哲著

2019/06/28 | 出版・講義資料

https://honz.jp/articles/-/4147 書によれば、「民族」という単語は1900年頃日本から中国に輸入された和製漢語らしい。清末民初の政治家の梁啓超が、亡命先の日本から

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ピアーズ・ブレンドン『トマス・クック物語』石井昭夫訳

p.117 観光tourismとは、よく知っているものの発見 旅行travelとはよく知られていないものの発見、 探検とは知られていないものの発見 ここでもtourismとtravelを対比さ

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『海外旅行の誕生』有山輝雄著の記述から見る白人崇拝思想

表記図書を久しぶりに読み直してみた。学術書ではないから、読みやすい。専門家でもないので、観光や旅行も厳密にはとらえていないが、国際観光局誕生前の世相はよくわかる。わかったうえで、感想を言えば、欧米人

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