🌍🎒シニアバックパッカーの旅 ⑦ 2016年5月23日 ブルネイ(国連加盟国78か国目)旅行 マレーシア
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最終更新日:2024/10/30
シニアバックパッカーの旅
22日夜バンコック・スワンナプーム空港でトランジット。三回目だから慣れてきた。
ロイヤルブルネイのチェックインをしなければならないので、案内所で場所を聞くと、搭乗口から一キロ先のカウンター、妹夫婦は搭乗口に残ってもらい、一人でカウンターに向かう。カウンターでは本人がいないとだめだと最初いうのだが、一キロも離れているのだからというと、同じようなクレームがあるのだろう。構わないことになった。ロイヤルブルネイが航空会社として力がないから、こんなに離れたところにカウンターを置かされたのだろう。出発時に機内でお祈りの放送が流れていた。
ブルネイ国際空港に到着したのは12時半。深夜だ。入国審査はいたって簡単。ゲートにASEAN国用があった。メールで確認していたホテルのシャトルがまだ来ていない。少し不安だが、これまでもよくあったことだ。荷物時間を見越しているのだろうが、こちらはキャリーオンバッゲジしかないので早く出てくることができるのだ。念のためタクシー代を聞いてみたが、送迎の運転手達は30ドル位といっていた。翌日のガイドさんの話ではブルネイにはタクシーは40台程度しかいないとのこと。道理で少なかったはずだ。ブルネイは面積は三重県と同じ、経済規模は鳥取県と同じだが、一人当たりのGDPは日本を上回るようだ。国王に権限が集中した専制国家。
LeGallery Suites Hotelには1時に到着。朝のことを聞き、コンプリメントのミネラルウォーターをもらい、休む。シンプルなホテル。安くて清潔。治安もよさそうで火事になっても大丈夫。ボーイはインドネシア人。隣で近い国なのだ。明日の送りは10ドルでやってくれるとのこと。ガイドさんの話では安いと言っていた。支払いは送り代込みで、2部屋で126ドル。ガイドさんはこのホテルは初めてだと言っていた。BookingComで探したのだからあまり有名ではないだろうが、地元の運転手さんたちは知っていた。ツアーに入らないで旅行するならおすすめだ。なにせ、滞在時間8時間なのだから、安いに越したことはない。
朝、7時に目が覚める。シャワーを浴びる。石鹸等はない。髭剃りをヤンゴンのホテルに置いてきたことに気が付いたが、今日一日で旅行も終了だから構わない。朝食は隣のファーストフードレストランのクーポン券利用のだ。やり方がわからず、しばらく店の中で観察して理解した。400程度、日本のモーニングセットみたいなもの。車で食べに来ているムスリムが客の中心だった。
朝食後ホテルの周りを散策。通勤はほとんどが車で、一家に四台が普通とのこと。交通整理の警官は女性だった。あつくないのか?
ホテルに戻るとお祈り部屋の案内があったが、どの部屋かわからなかった。
9時にツアーの迎え。日本人ガイドで安心。我々だけの専用車だ。ペリカントラベルの手配。ランドはシンガポールに本社がある旅行会社で、日本人スタッフが5人いるようだ。経営者は中国系。まず、王宮に案内してくれる。政府高官等が入場するタイミングであった。記念撮影。
次に現国王が建立したモスク見学。
そのあと民俗博物館見学。石油以前の生活ぶりがよくわかる。
動画
IMG_6050
水上生活の現場をボートで見学。日本でもかつて存在した水上生活者のイメージは全くなく、むしろベニスに近い。BBCアジア版でも時折流している映像だ。政府も規制している。汚水、ごみの管理もしっかりしているとのこと。日本式だと埋め立ててしまったかもしれない。学校も警察消防もある。部屋の中も広い。ただ、陸上にも住まいは持っているようで、贅沢なものだ。
地図にもあるように、マレーシア領の河川を挟んで飛び地があるので、斜張橋を建設中。写真を拡大すると橋脚が分かるはず。
次に、先代国王が建立したモスク見学。英国の保護領時代だったので、ステンドグラスが使用されている。水面に反映する写真が売りの一つ。モスクより高い建物は立ててはいけない規則があるので、高層建築物は屋上にモスクを作るそうだ。なるほど。日本のお社とは意味が違う。
(専門家の写真)
最後に王室資料館。国王が保有しているものが展示されている。車だけで3千台持っているとのこと。さすがに車は別のところにあるのだろう。日本の霊柩車も金をふんだんに使っているところが気に入り、コレクションに入れているようだ。戴冠式使用した車は展示されていた。
ツアーは午前中3時間半で一人約1万円と日本語ツアーにしてはリーズナブルである。
税金はなく、公務員の給料は18万円、民間はその半分だとか。しかし、民間といっても石油会社はかなり高いはずだと思った。外国人は安いだろう。
ツアーが終わり空港へ。チェックインの時、外は激しい雨。マレーシア731が二時間遅れるとのアナウンス。慌ててカウンターへ。接続のクワラルンプールからバンコク行きは予約済みで画面にも表示されているから、バンコクまではなんとかしてくれるようだ。結局二時間半遅れで出発。これからのことは、クワラルンプールのディレイチームが対応するとのこと。賢明な対応だ。
クアランプールに夜8時に到着。係員が、今日の夜に成田に帰るか、明日バンコクから東京に帰るかと聞くので、当然今日帰ると返事。11時半出発のMH0088便に乗せてくれる。JALとの共同運航便。Oneworldだから手配もしやすいのかもしてない。アジアはバンコク、シンガポール、クアラルンプール等を中心に航空ネットワークが密に張り巡らされている。国境がなければ、アメリカのように、乗り放題運賃サービスができるのかもしれない。しかも中国大陸とのネットワークが増えれば、途中のどこかでトラブルがあっても、別のルートがすぐに準備されるようになるだろう。ひところ使われたインターネットの「蜘蛛の巣」である。
当然ラウンジを使わせてもらう。クアラルンプールの飛行場も大きい。ゲートは空港内の鉄道で移動する。最初のミールは断って睡眠に集中。5時に目が覚め、ブルネイからクアラルンプールで見た豪州映画「Dressmaker」の続きを見る。家屋敷等はラオスの田舎より貧相な時代だが、来ている服だけは立派でおかしかった。また化粧も現代的。機内の朝食を食べて、無事成田に到着。結果オーライだった。
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