ハワイは、観光地と観光地ではないところが大きく違うというのは本当ですか
公開日:
:
人流 観光 ツーリズム ツーリスト
それは**「本当すぎるほど本当」**です。ハワイ(特にオアフ島)を訪れた人が抱く「楽園」のイメージと、現地のリアルな生活圏には、驚くほどのギャップがあります。
一言で言えば、「夢の世界(リゾート)」と「厳しい現実(生活)」のコントラストが非常に強い島です。
具体的にどう違うのか、3つのポイントで整理してみました。
1. 景観と雰囲気:ワイキキ vs ローカルエリア
-
観光地(ワイキキなど): 道路はきれいに舗装され、ゴミ一つ落ちておらず、24時間警備員が巡回しています。聞こえてくるのはウクレレの音色と波の音。まさに「作り込まれた楽園」です。
-
非観光地(西海岸や内陸部): 一歩外れると、古い平屋が並び、庭には錆びた車が置かれているような光景も珍しくありません。ヤシの木よりも、送電線や倉庫が目立つエリアもあります。
2. 物価と経済:ドル経済の二極化
-
観光地: ランチ一食で3,000円〜5,000円(チップ込み)かかるのは当たり前。観光客向けの華やかなショップが並びます。
-
非観光地: 地元の人が通う「コストコ」や「ターゲット」といった大型スーパーが生活の拠点です。しかし、ハワイは全米で最も生活費が高い州の一つ。ホームレスのテントが並ぶ公園や道路脇も多く、華やかなリゾートのすぐ裏側に深刻な格差が存在します。
3. 安全性とマナー
-
観光地: 基本的には安全ですが、観光客を狙った車上荒らしや置き引きが多発しています。
-
非観光地: 「観光客がふらっと立ち入るべきではない場所」が明確に存在します。特にオアフ島西側のワイアナエ方面などは、豊かな自然がありますが、地元住民のコミュニティが強く、部外者が無愛想にカメラを向けるとトラブルになることもあります。
なぜこれほど違うのか?
ハワイの人々にとって、観光地は「職場」であり、それ以外は「生活の場」だからです。
興味深い視点 観光地ではない場所には、ハワイの本当の文化が息づいています。例えば、庭でタロイモを育てていたり、家族親戚が集まって盛大にBBQをしていたり。リゾートホテルでは味わえない、泥臭くも温かい「アロハ・スピリット」は、むしろ観光地ではない場所にこそ残っています。
もしハワイに行かれる予定があるなら、**「レンタカーで絶対に行ってはいけないエリア(治安の悪い場所)」**などの具体的な情報を調べておくと安心ですよ。
次は、**ハワイのローカルたちが愛する「観光地ではないけれど魅力的なスポット」**をいくつかご紹介しましょうか?
観光客で溢れるワイキキを離れ、地元の人が週末を過ごしたり、大切にしている「本物のハワイ」を感じられるスポットをいくつか厳選しました。
華やかさはありませんが、島の空気感がぐっと濃くなる場所ばかりです。
1. マノア・フォールズ・トレイル(Manoa Falls)
ワイキキから車で15分ほど内陸へ入るだけで、景色が「熱帯雨林」に一変します。
-
魅力: 映画『ジュラシック・パーク』のロケ地のような、巨大なシダや苔に覆われたジャングルを歩きます。
-
ローカルの日常: 観光客もいますが、地元の人が犬の散歩やリフレッシュに訪れる場所です。雨が多いエリアなので、常にしっとりとした神秘的な空気が流れています。
2. カイルアの「ラニカイ・ピルボックス」(Lanikai Pillbox)
カイルアは近年人気ですが、このトレイルは少しハードな分、絶景が待っています。
-
魅力: 戦時中の監視所(ピルボックス)まで登ると、全米No.1に選ばれたこともあるラニカイ・ビーチを一望できます。
-
ローカルの日常: 朝日に向かってヨガをしたり、トレーニングとして一気に駆け上がったりする地元の若者が多いスポットです。
3. カカアコ(Kaka’ako)のソルト(SALT)
ワイキキのショッピングセンターに飽きたら、倉庫街を再開発したここがおすすめです。
-
魅力: 壁画(ウォールアート)が有名なエリアですが、「SALT」という複合施設には、チェーン店ではないハワイ産のコーヒーショップや地ビール醸造所が集まっています。
-
ローカルの日常: 意識の高い地元の若者やクリエイターがパソコンを持って仕事をしていたり、犬を連れてテラス席で談笑していたりします。
4. カメハメハ・ハイウェイ沿いの「ジョバンニ」以外のワゴン
ノースショアへ向かう道中、有名なガーリックシュリンプ屋さんは大行列ですが、あえて「地元の人が並んでいる名もなきワゴン」に寄ってみるのが通です。
-
魅力: 観光客向けではない、少し雑多な雰囲気。
-
ローカルの日常: 仕事の合間のトラック運転手や、サーフィン上がりの若者が、発泡スチロールの容器に入った大盛りのプレートランチをかき込んでいる姿が見られます。
⚠️ ローカルエリアを楽しむための鉄則
観光地ではない場所へ行く際は、以下の**「暗黙のルール」**を意識すると、より温かく迎え入れてもらえます。
-
貴重品を車内に置かない: 地元の人が行くビーチや公園の駐車場は、車上荒らしの格好の標的です。「何も入っていない」ことを見せるために、グローブボックスを開けておくローカルもいるほどです。
-
カメラを向けすぎない: 住宅街や地元の溜まり場は「生活の場」です。勝手に家や人をパシャパシャ撮るのはマナー違反。
-
挨拶(アロハ)を忘れない: お店に入るときや目が合ったときに、軽く会釈や挨拶をするだけで、相手の対応がぐっと柔らかくなります。
次はどうされますか? こうした場所へ行くために、**「ハワイでのレンタカー移動の注意点」や、あるいは「地元の人が本当に食べているローカルフード(ポキやサイミンなど)」**の美味しいお店の見分け方などについてお話ししましょうか?
関連記事
-
-
🌍🎒2024シニアバックパッカー地球一周の旅 2024.2.15 DLA カメルーン(トランジット)
昨年に引き続きDLAに。前回は空港で陰性検査を受け、2泊したが、今回はトランジットで空港内に滞在。カ
-
-
『ヒトはこうして増えてきた』大塚龍太郎 新潮社
p.85 定住と農耕 1万2千年前 500万人 祭祀に農耕が始まった西アジアの発掘調査で明らかにさ
-
-
東京オリンピックを迎える学生・社会人のための観光・人流概論
新しい教科書を出版しました。私はこれまで観光政策論等を中心に出版してきま
-
-
GOTOトラベル政策への総括をAI・COPILOTに聞く
設問 コロナ時期に、日本政府はGotoトラベル政策を展開しました。私は人流観光ビジネス救済には
-
-
ミネアポリスからポートランド エンパイアビルダーからの車窓
1. 車窓からのハイライト ミネアポリスを夜に出発し、西へ向かう行程での主な見どころです。
-
-
冒険遺伝子(移動しようとする遺伝子) 『科学技術のフロントランナーがいま挑戦していること』川口淳一郎監修
P.192 高井研 ドーパミンD4受容体7Rという遺伝子 一時期「冒険遺伝子」として注目された
-
-
動画で考える人流観光学 永遠の旅行者 5フラッグ理論 船籍
【PT】Perpetual Traveler 永遠の旅行者。 どの国の居住者にもならず、合法的に
