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デンバーからソルトレイクシティー

シカゴからソルトレイクシティーにcoachで向かいます。途中の車窓について案内してください

シカゴからソルトレイクシティまでのコーチクラスでの旅、楽しみですね!約34時間の長旅になりますが、アメリカの風景が「中西部の平原」から「ロッキー山脈の絶壁」へと劇的に変わる様子を最前線で味わえます。

コーチクラスの方は、**展望車(サイトシーア・ラウンジ)**をどれだけ活用できるかが鍵になります。


🚂 区間別・車窓ハイライト

シカゴを午後に出発し、翌日の夕方にロッキーを越えるという、まさに「見どころを昼間に通過する」最高のスケジュールです。

① シカゴ 〜 ミシシッピ川(初日・午後)

  • イリノイの田園風景: 出発してしばらくは、アメリカらしい広大なトウモロコシ畑が続きます。

  • ミシシッピ川(日没前): アイオワ州との境界であるミシシッピ川を渡ります。夕暮れ時に重なると、非常に美しい大河の眺めが楽しめます。

② デンバー付近:ビッグ・テン・カーブ(2日目・午前)

デンバー出発後(朝8〜9時頃)、列車はいよいよ高度を上げ始めます。

  • 180度の大カーブ: 「Big Ten Curve」と呼ばれる巨大なカーブがあり、先頭の機関車が後ろの客車から見えるほど曲がります。

  • プレーンズ・トゥ・ピークス: 振り返ると、今まで走ってきた広大な平原とデンバーの街並みが眼下に広がり、一気に山岳地帯へ入る感覚を味わえます。

③ ロッキー山脈:モファット・トンネルと渓谷(2日目・正午前後)

ここが全行程最大のハイライトです。

  • モファット・トンネル: 大分水嶺を突き抜ける約10kmのトンネル。これを抜けると「西側(太平洋側)」の世界に変わります。

    モファット・トンネル(Moffat Tunnel)は、コロラド州のデンバーから西へ約80km、ロッキー山脈の「大陸分水嶺」を貫く場所に位置しています。

    具体的には、デンバーから列車で山を登りきった、ロリンズビル(Rollinsville)とウィンターパーク(Winter Park)の間にあります。

    車窓からのチェックポイント

    • 東側の入り口(East Portal): デンバーを出発して約2時間後、標高約2,800mの地点にあります。

    • トンネル内: 全長は約10km(6.2マイル)あり、通過には約10分〜15分ほどかかります。

    • 西側の入り口(West Portal): トンネルを抜けると、そこは有名なスキーリゾートであるウィンターパークのすぐ目の前です。

    なぜ重要なのか?

    このトンネルは、カリフォルニア・ゼファーの旅において非常に重要な意味を持ちます。

    1. 大陸分水嶺: このトンネルが山脈の頂上付近を貫いているため、ここを境に川の水が「大西洋側」から「太平洋側」へと流れる方向に変わります。

    2. 景色の一変: トンネルを抜けた瞬間、それまでの険しい登り坂から一転して、広大な山岳リゾートや美しい渓谷沿いの風景へとドラマチックに変化します。

    デンバーを出発して、列車が本格的に山を登り始めたら、そろそろトンネルだと構えておくと良いですよ。トンネルを抜けた直後のウィンターパークの景色は必見です。

  • ゴア・キャニオン: 道路が並走していない、列車でしか行けない深い峡谷を走ります。切り立った岩壁とコロラド川の激流がすぐそばに迫ります。

  • ムーン・キャニオン: ラフティングをしている人々が列車に向かって手を振る(あるいは「お尻を見せる」という伝統的な挨拶をする)光景が見られるかもしれません。

    ムーンキャニオンはどこにありますか

    「ムーンキャニオン」という特定の地名があるわけではありませんが、カリフォルニア・ゼファーの乗客や乗務員の間で**「ムーン・リバー(Moon River)」**という愛称で呼ばれる有名なエリアがあります。

    これは、コロラド州の**ゴア・キャニオン(Gore Canyon)**付近を指します。

④ コロラド川沿い 〜 アーチーズ付近(2日目・午後〜夕方)

  • ルビー・キャニオン: 赤い岩肌が美しいエリアです。ユタ州との境界付近では、壁面に州境を示すペイントが見えることもあります。

  • ブック・クリフ: 夕刻、ソルトレイクシティに近づくにつれ、巨大な本のページのように見える独特な地形が続きます。

    ブック・クリフ(Book Cliffs)は、コロラド州のグランドジャンクション付近から、ユタ州の**ヘルパー(Helper)**付近まで、約400km(250マイル)にわたって続く巨大な崖(断崖)のことです。

    カリフォルニア・ゼファーに乗っていると、シカゴからソルトレイクシティへ向かう2日目の夕方、もっとも印象的な景色として現れます。

    車窓からの見どころ

    • 場所: コロラド州とユタ州の州境をまたぐエリアです。列車はグランドジャンクション(コロラド州)を出発したあと、しばらくこの崖と並行して走ります。

    • 特徴: その名の通り、砂岩の層が重なっている様子が「本棚に並んだ本の背表紙」のように見えることから名付けられました。

    • クライマックス: ユタ州のグリーンリバー(Green River)付近では、崖が非常に近く、夕日に照らされると赤やオレンジ色に輝き、砂漠地帯特有の幻想的な風景が広がります。

    旅のヒント

    このエリアを通過する頃は、車窓が「深い峡谷」から「広大な砂漠と奇岩」へと切り替わるタイミングです。夕暮れ時のブック・クリフは、コーチクラスの座席からでも十分楽しめますが、ぜひ**展望車(サイトシーア・ラウンジ)**に移動して、その圧倒的なスケールを体感してください。

    ソルトレイクシティに到着する数時間前の、旅の終盤を飾る素晴らしい絶景ポイントです。


💡 コーチクラスでの快適アドバイス

  • 展望車の場所取り: デンバーを出発する直前(2日目の朝)には、必ず展望車へ移動してください。ロッキー越えの区間は非常に人気で、すぐに席が埋まってしまいます。

  • 右側?左側?: ロッキー山脈の絶景は**進行方向「右側」**に見えることが多いですが、渓谷の蛇行に合わせて景色が入れ替わるため、展望車で自由に動けるようにしておくのがベストです。

  • 持ち物: コーチクラスは食事が含まれていないため、事前にシカゴで軽食や飲み物を買い込んでおくと節約になります(車内販売もありますが、少し高めです)。

ソルトレイクシティへの到着は深夜(23時頃)になります。降り遅れないよう、少し早めにパッキングを済ませておいてくださいね。

この他に、車内での食事のメニューや、持ち物リストについて詳しく知りたいことはありますか?

 

 

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