シリア、リビア旅行前によむ『アラブが見たアラビアのロレンス』
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日本人の一般的な英国のイメージは、映画「アラビアのロレンス」に代表されるポジティヴなものである。このポジティヴなイメージを否定するものが、ブリキャス論。ネットでは一部発表されている。私も、旧英領植民地を訪問し、現代の欧米のインテリの欺瞞性に憤る。しかし、日本のインテリも横田空域論では、鈍感であるから、鳩山元首相を揶揄する
アラビアのロレンスが日本で上映されたのは1963年。母親がこれを見てきて、感激したことを話していたことを思い出した。中学生のころ、下宿で聞いた深夜のラジオ音楽番組で、テーマミュージックがしょっちゅう流れていた。私が映画を見たのは、テレビの映画劇場。
amazonの代表的書評
「この本はただのロレンスのアラブでの活動を紹介した本ではない。著者のムーサ氏はヨルダンの歴史学者で、ロレンスがオスマントルコ帝国の末期にアラブが対トルコ軍に対する戦いや、その後どのように現在のアラブ諸国の領土割の基礎となった国際交渉に関わったかを詳細に紹介している。私たちが映画で知っているロレンスは素晴らしい英雄に見えたものだが、その英雄像の元となったロレンスの資料は、ロレンス自身が派手に自分の行動を美化していたことに加えて、結局西欧が西欧の見方で勝手に作り上げた虚像の英雄だった。訳者あとがきによれば、ロレンスの伝記作者は誰一人としてロレンスの活動したアラブ地域を調査したことはなかったそうだし、映画では大男が演じていたロレンスの実像はロレンス像を英雄に見立てるために大男が選ばれ、本人といえば164センチの身長だったとは。西欧は現代にいたるまでもこの虚像を守ろうと努力しているらしい。英語版翻訳では、日本語版の最終章「ロレンス伝説ーその虚像と実像」は刊行に際してカットされたそうだから。お見事な西洋の非西欧諸国蔑視の一例だったとわかった本でした。」
本書のあとがきに、故中野良夫さんに本書を紹介し、翻訳をすすめたところ、逆に若い筆者に翻訳を促されたとある。
中野良夫の岩波新書赤本1940年発行「アラビアのロレンス」
2018年のamazon書評は「アラビアのロレンスについては、すでに知る人ぞ知るタイプの典型ですが、中野先生のお書きになったこの本は本当に面白いです。ロレンスについての、それまで流布した各種の毀誉褒貶・批判的言説を紹介しつつ、それを踏まえて客観的に叙述されております。ロレンスの生きざまが読者に鮮明に浮かび上がりますが、それと同時に英文学者・評論家としての中野好夫の古風な豪傑さがにじみ出ております。平成生まれの人で、これを漢和辞典なしに読み通せる人は、それほど多くはいないでしょう。若い人も是非チャレンジしてみてはいかがでしょぷか。読めば、過去のイギリスの3枚舌外交に通暁できるばかりでなく、現今の世界情勢における世界史的な視点が養われることでしょう。そろそろ、あっという間に新鮮味が消失してしまうベストセラー漁りは卒業しましょう。」
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